前回に引き続き、絵本買いたい欲が絶好調のヌミチです。
出産してから、知らない世界に飛び込むことがまぁ多い事に日々驚きます。でも意外と楽しい。絵本の定期購読サービスがあるというのも、出産してから知りました。
いいですよね、年齢に適した絵本を膨大な量の絵本から選ぶのを、子育てしながら始めるのはなかなか大変ですから。
絵本探しをしている中で、「店頭でよく見るあの表紙」は誰が描いたのか、どこの出版社の絵本なのか、調べたことについてまとめてみました。
スポンサーサイト
Table of Contents
こぐま社
- こぐまちゃんシリーズ
- 11匹のねこ
- 「くっついた」「なーらんだ」など(三浦太郎さん)
- 「かおかおどんなかお」「やさいだいすき」など(柳原良平さん)…トリスハイボールのイラストレーター
- 「わたしのワンピース」(にしまきかよこ)
こぐまえほんクラブ(定期購読と特典)
- 0、1、2歳向け
- ロングセラー絵本を中心に発達段階を踏まえて月1冊か2冊配本。
- 月1冊→月2冊を交互に配本し、年間18冊で合計18040円(税込)
- 配本は固定。持ってるものが含まれる場合、こぐま社に在庫のあるどの本にでも変更可能
- 配本の定価の合計金額なので、本の金額によって合計金額も変わる
- 送料無料、ポストに投函方式でお届け
- こぐまちゃんポーチプレゼント(2020年10月現在の特典)
- こぐま絵本クラブ通信も同封(編集担当者が毎月の配本テーマにそった内容でお届けする通信)
- 申し込みは1年間(やむをえず途中退会する場合は事務手数料1000円)
- 「絵本を送ることは、心を送ること」
お誕生日のポストカードの送付
こぐま社では、子供が10歳になるまで毎年お誕生日のポストカードを送ってくれうサービスがあります。調べた限り、ホームページではお誕生日カードのことは書かれておらず、あるのは住所変更のページのタイトルに「誕生日カード」の文字が含まれているのみ。
どんな本でもアンケートハガキが挟まってることありますよね。こぐま社の絵本を買うと、このお誕生日カードの申し込み用のハガキが入ってるのです。
娘の誕生日直前にたまたま絵本を買って、このハガキを見つけ、ご意見ご感想欄に、もし間に合うのであれば今月お誕生日でして…と書いて投函したら、ほんの1、2日で届き、とても嬉しかったです。
しかも宛名、お誕生日おめでとうのメッセージも手書きで、DMなどのように機会的に行われてるものではないのです。
今はまだ、字も読めない娘ですが、いつしか自分の誕生日に手書きのメッセージカードが届くということを嬉しく思う日が来ると思います。親としてはそういう地味だけど小さな喜びを大切にして欲しいので、一年後届くのがとても楽しみです。しかも一度申し込むだけで10歳までというにがすごいですよね。
個人的には、柳原良平さんのイラストとカラーリングが好きなので、何冊か購入しようかなと検討しています。
福音館書店
- ぐりとぐらシリーズ
- ディック・ブルーナシリーズ(ミッフィー )
- 「いやだいやだ」「ねないこだれだ」などの(せなけいこさん)
- 「くつくつあるけ」や「おててがでたよ」(林明子さん)
- 「がたんごとんがたんごとん」(安西水丸さん)
- 「きんぎょがにげた」(五味太郎さん)
福音館の月刊誌(定期購読)
- こどものとも0、1、2 …10ヶ月〜2歳(5,280円 / 毎月440円)
- こどものとも年少版 …2・3・4歳(5,280円 / 毎月440円)
- ちいさなかがくのとも…3・4・5歳(5,280円 / 毎月440円)
- こどものとも年中向き…4・5歳(5,280円 / 毎月440円)
- こどものとも、かがくのとも…5・6歳(5,280円 / 毎月440円)
- たくさんのふしぎ…小学3年生(9歳ごろ)(9,240円 / 毎月770円)
- 母の友…保護者の方向け(6,960円 / 毎月580円)
定期購読できる絵本は年齢別に、また3歳以上からは科学バージョンも。
幼児向けの新作絵本は、毎月一冊440円とリーズナブル。
- 別途送料(書店受け取りの場合は不要)
- 海外への発送も可能
- 全国の書店、保育園、幼稚園でも取り扱い有り
- 最新号はHPで確認できます
絵本といえば、福音館書店、ですかね。本屋でもなかなかの勢力を誇って陳列されてるなと感じました。(対して前述のこぐま社はあんまり…ですね。こぐま社のラインナップ結構好きなのでもっと取り扱って欲しいです。)
図書館や支援センターのお話会などに行くと、一冊は必ず福音館書店の絵本が出てくるなという印象です。出してる絵本の数も多く、科学シリーズもとても興味深いものがあり、これから成長に合わせて購入するのが楽しみです。
絵本ナビの「1歳のおすすめ絵本」でレビュー数ランキング1位は、五味太郎さんの「きんぎょがにげた」です。(2020年10月現在)
童心社
- 松谷みよこの赤ちゃん絵本
- ももんちゃんシリーズ
- くれよんのくろくんシリーズ
絵本の定期購読サービスはありません。
かみしばいや、絵本のキャラクターのカルタやすごろく、カレンダーなどグッズをたくさん作られてます。
「母のひろば」という保護者向けの冊子は、毎月発行(A4サイズ、8ページの小冊子)で、年間購読料は600円(送料込)です。
松谷みよこさんはクマの表紙の「いないいないばあ」で有名な方です。絵本ナビのHPで「0歳におすすめ」のレビュー数ランキングで1位がこの絵本です。(2020年10月現在)
この絵本もどこでも見るし、実際我が家も出産祝いのプレゼントで3冊セットのものをいただきました。(ところが2歳現在、絵が怖い?みたいです…)
うちの娘はお絵かきがすきなので、もう少し大きくなったら「くれよんのくろくん」シリーズを購入したいなと考えています。
「ももんちゃん」も可愛いですよね。まだ読んだことないんですが、たくさんシリーズが出てて人気の高さを感じますし、タイトルだけで内容が想像できるのですが、子供のためになりそうな内容と予想できます。
ポプラ社
- おしり探偵
- かいけつゾロリ
- ネズミくんのチョッキシリーズ
- 機関車トーマス
- 世界の名作絵本シリーズ
- めがねうさきシリーズ(せなけいこさん)
かえるが表紙の「ぴょーん」や、たまごが割れる絵の表紙の「ぱかっ」などもよく書店で見ます。
定期購読はしてないようです。
前述のこぐま社や福音館書店は絵本に特化していましたが、ポプラ社は絵本だけでなく小学生向けの児童書や小説・図鑑などが多く、また、たくさんのキャンペーンやイベント、文学賞やサイン会のお知らせなどが逐一ホームページに掲載されており、本との出会いをとても大事にしてるように感じました。本と出会う機会をたくさん設けている点はとても頼もしく、ありがたいなと思います。
偕成社
- ノンタンシリーズ
- はらぺこあおむし(エリック・カールトン)
- あかちゃんのあそびえほんシリーズ(きむらゆういちさん)
- 「カラスのパン屋さん」(かこさとしさん)
- 100かいだての家シリーズ
- あけてあけてえほんシリーズ(新井洋行さん)
定期購読サービスはありません。
ノンタンやはらぺこあおむしなどは、まさに大人から子供まで誰でも知ってるシリーズですよね。
「カラスのパン屋さん」はいかにも美味しそうで子供が好きそう。わたしが子供の時に読んでたら絶対好きだったやつだと確信しています。でも意外と高年齢(小学生低学年)向けなんですよね。パラパラっとみたら字が多めだったので未就学児にはまだ難しいかな。
「100かいだてシリーズ」も夢があっていいですよね。大抵本屋さんでも平積みされていていつも目が止まります。絵本ナビのランキングでは、5歳のレビュー数1位がこのシリーズでした。(2020年10月現在)
新井洋行さんの「れいぞうこ」を持ってるんですが、内容は単純明快で、冷蔵庫を開けて「牛乳さーん」と呼ぶと「はーい」と返事して牛乳が出てくる、と言った内容です。お返事できるようになる頃に読むと、一緒に返事してくれてとても喜びます。最後は朝食の準備ができて「いただきます」なので、食事の時はいただきますだね〜なんて言いながらいつも読み終えます。
いろんな作家さんの絵と表現方法を楽しみながら、同時に大人にとっては当たり前のことを絵本と一緒に学べるのが、絵本のいいところだなと思います。
ブロンズ新社
- リサとガスパールシリーズ
- くまのがっこうシリーズ
- 五味太郎さんの絵本
- だるまさんシリーズ
- 「りんごかもしれない」「ねぐせのしくみ」などのヨシタケシンスケさん
- ミロコマチコさん(Eテレ・コレナンデ商会のOPのイラスト)
- 「しろくまのパンツ」など
定期購読のサービスはありません。
「だるまさんシリーズ」は、絵本ナビで「2歳のおすすめ絵本ランキング」メンバー評価1位、「1歳のおすすめ絵本ランキング」メンバー評価の3、4、5位にランクインしています。(2020年10月現在)だるまさんシリーズも、お話会ではかなり高確率で含まれていることが多く、人気の高さを伺えます。
リサとガスパールは油絵調の色彩豊かなイラストがとてもいいですよね。記号的で平面的な塗りの絵本もシンプルで、子供にとっては入って行きやすいんだろうなと思います。ただそれだけが「絵」じゃないので、絵の具調、鉛筆調、クレヨン調、ステンシル調、版画調、などいろんなものを与えたいなと思います。
話題のヨシタケシンスケさん、ミロコマチコさん、まだ読んだことないのですが、これから年齢が上がるとともに出会える絵本がたくさんあることが私にとっても非常に楽しみ。
五味太郎さんといえば、「らくがき絵本」を娘が幼稚園に上がる頃にでも買ってあげたい本の一つなんですが、ブロンズ新社ブログで行ってる「らくがき絵本30周年企画らくがきコラボ」がとても面白いのでぜひ見てみてください。
いろんな作家さんが、「らくがき絵本に絵を描いてみた」ページを画像で載せてくれてます。作家それぞれの個性が如実で非常に面白いです。
最後に
ざっと気になってる絵本を扱ってる出版社を中心に、調べたことを書き連ねましたが、出版社独自で絵本の定期購読をしているのは福音館書店とこぐま社の2つだけでした。
この2社の定期購読システムは配本の内容もとても素晴らしいとは思います。ただ出版社内という絵本の選択範囲が区切られてしまうので、そこが気にならなければかなり魅力的だなと思います。
また、今回挙げた6社以外にももっとたくさんの出版社があって、今回は本当にその一部。膨大な量の「本」というものの選択肢の無限さを感じます。
私は昔から漫画は好きだったんですが読書が苦手でした。国語の教科書や短めの問題文などは平気なんですが、本一冊読むというのがどうも苦手で。夏休みの宿題でも読書感想文が一番後回しでした。作文はそんなに苦手じゃなかったんですが課題図書を期間内に読むのがとにかくしんどくて。
ただ、夫にもよく言われることは「本への投資はケチっちゃダメ」と。
最近とてもその言葉の意味を実感できるようになりました。
絵本探し以外にも、最近は育児書や食の安全の本など読んでるのですが、とても興味深く、自分の中の知識が深まっていくのを感じます。
読書よりも絵を見るのが好きだったわたしは、以前はいろんな絵をたくさんみて欲しいという思いで、絵本を探していました。でも今は、読書による知識や想像力の深まりを小さいうちから味わって欲しい。そんな思いで、最近は絵本選びをしています。
とりあえず、娘が自分で選べるようになるまでは、月2冊くらい買ってあげたいなと思います。選べるようになったら、「本屋さんの日」みたいなものを作って、娘チョイス1冊、私から1冊、という感じで選んでいけたらな〜なんて考えて、その日を楽しみにしてたりします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ヌミチでした。
スポンサーサイト