今月の絵本【2020年11月】

絵本の記録

今月の絵本について記録したいと思います。

今月は、こぐま社のクリスマスフェアで注文しました。
こぐま社のクリスマスフェアで注文したものについてはこちら。

あ のほん/ひぐちみちこ(こぐま社)

ひぐちみちこさんの絵本は初見でした。

イラストではなく切り絵で表現される挿絵がとても新鮮。
シンプルかつ可愛らしい、だれにとってもスッと受け入れてもらえるような優しい切り絵です。

内容は、まだ言葉の話せない赤ちゃんが「あーあー」言うのを、
今の「あー」はこう言ったのかな?
今度の「あー」はこのことかな?

なんて、まるで本当に赤ちゃんと会話しているかのような表現がとても素敵で、こんな穏やかな気持ちで赤ちゃんを見つめていたいなと思わせてくれます。

元々は40年前につくられた手作りの絵本だったようです。子育て真っ只中の時に作られたものを、時を経て、子育てが終わり、今度はお孫さんと過ごして行く中で、この絵本の中の表現の一つに誤解があったなと感じたそうです。

そして手を加えられて復刻したのが今回の「あ のほん」。
あとがきもまた、ひぐちさんの人柄が滲み出るかのような文章で心温まりました。

赤ちゃんと過ごす時間の尊さや多幸感を感じさせてくれる絵本だなと思います。

ひぐちさんの絵本といえば、「かみさまからおくりもの」が有名ですかね。こちらの本もとてもいい内容で、これから出産する方や人それぞれの個性というものがあると理解しだした子供にいい本だなと思います。

ねずみさんのながいパン/多田ヒロシ(こぐま社)

多田ヒロシさんの絵本は、パンダが表紙の「はんぶんこ」や、ブタとうさぎの「おんなじおんなじ」などの、なんだかちょっと笑えるイラストが特徴的だなと思っていました。

上記の絵本もとても気になっていたのですが、パン好きな娘のためにこちらの絵本をチョイスしてみました。

ねずみさんが、ウサギやゾウやライオンのおうちを覗きながらパンを運んでいうんですが、ウサギやゾウのそれぞれのおうちのイラストがまた可愛い。うまいことデフォルメされてて子供ウケするだろうな〜と思います。

イラストは見たところ、絵の具で着色されてて、滲みや色ムラがとてもいい味を出していて個人的にすごく好きなタッチです。

ねずみさんシリーズのほか2冊も気になるところです。

おうちのともだち/柳原良平(こぐま社)

「コップちゃん」「はぶらしくん」など、どこの家にもあるものの名前を、友達のように呼びかけていく内容。

動物やキャラクターなど動くものの名前はだいぶ認識し始めた2歳娘に、身近なものからそろそろ物の名前も覚えて欲しいなと思って購入。

ついつい歯ブラシを「シャカシャカ」など擬音で呼んでしまうので、ぼちぼち名前で呼んでいきたいなと思う反面、いろんな呼び方したら混乱するかな、と思ったり、ものの呼び方に悩んでるところです。

こちらの絵本は切り絵にペンで顔を描いてるかな?
このシンプルな目鼻口がなんともシュールで面白い。じっと目を見ていると瞬きしそうな目が特に可愛い。

柳原さんの絵本は、先日図書館で「このにおい、なんのにおい」を借りたんですが、これの内容がとても良かった!個人的にお気に入りで、購入するならこっちだったかな〜とかなり揺れました。機会があれば買い足したいですが、他の作家さんのものも満遍なく取り入れたいので考え中です。

余韻と感想

今回はこぐま社スペシャルとなりました!
気になってた作家さんのものを1冊ずつ購入できて良かったです!

そして人気作なだけあって、どれもそれぞれ良さがあってハズレがなかったなーと満足度高かったです。

漫画って、どんどんデジタル化が進んでますが、絵本はまだまだいい意味でアナログですよね。それが個人的にとても嬉しい点です。
絵の具やクレヨンや色鉛筆など、アナログな絵は特別に好きなので。(もちろんデジタル絵の良さも有りますし、デジタルが楽だとは全く思いません)

絵だけでなく、切り絵や貼り絵もいいし、またそのミックスなど、表現にはいろんな手段があるということを思い出させてもらいました。

今回たまたまいろんなパターンで作られた絵本3冊でしたが、そういうことに子供自身が、本の内容や絵柄とは別の視点で、これどうやって作ってるんだろう〜絵の具かな、色えんぴつかな、とか感じてくれたらいいなと思います。


そして、娘はというと、、、先月とはうって変わって絵本にまたまた興味を示さなくなりました。
なんとも思いどうりに行かない・・・。でもいつでも手に取れるところにあることに意味あるかなと思うので、今後も地道に増やして行きたいと思います。

いつか娘にとって、スペシャルな一冊が見つけれたら本望です。地道〜

最後までよんでいただきありがとうございました!ヌミチでした。

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